こんばんわ
制作部のFです。
このご時世なので、家にいながら楽しめる情報を共有できたら良いなと思い、
今月からゆるゆるとおすすめの映画を会社ブログで発信していきたいと思います。
第1回目は、
ソ連時代の映画でタルコフスキー監督の作品『ストーカー(1979年)』をご紹介します!
『ストーカー』というタイトルから犯罪的な不安な響きを感じますが、犯罪とされる「ストーカー」という言葉が日本語に定着するより前の作品なので、映画のタイトルの翻訳の意味としては、「密かに獲物を追うハンター」くらいの意味になるそうです。
学生時代に授業でこちらの作品を鑑賞したとき先生は『ストーカー』を「案内人」というニュアンスで翻訳して話をされていたので、言語や人の認識は時代によって意味が変わってくるのだなと文化的な側面での面白さを感じました。
タルコフスキー監督は、映画好きな方なら聞いたことあるのではないでしょうか。
『惑星ソラリス』なんかは、SF映画のランキングで目にすることも多いので知っている方は多いのではないでしょうか。
そう、『惑星ソラリス』の監督が作った作品です!
私自身は『惑星ソラリス』は未鑑賞なので、そのうち見たいと思ってます。
話が脱線しましたが、
『ストーカー』はフランクに映画を楽しむという感じの作品ではなく、映画オタクが楽しむ為のちょっと難解な作品という感じなので、途中何度かテンポが悪くて眠くなります。
メンズ三人組がゾーンと呼ばれる願いの叶う場所を探してピクニックに出掛けるみたいな話です。
最近のアメリカSF映画みたいな派手な演出は一切ないです。
ひたすら人間の心理や行動描写に焦点があてられたような演出が続きます。
SF要素は【ゾーン】と呼ばれる場所の名前以外出てきません。
ゆえに、眠くなります。
ですが、作られた時代や背景を想像しながら鑑賞するととても興味深くて面白い作品です。
タルコフスキー監督は、ロシアSFというジャンルを築いた一人といっても過言ではないかと思います。
ちなみにロシアSFやアニメが好きな日本の映画監督や有名なクリエイターはけっこう多いらしいです。
ロシアSFに影響された日本映画監督がクラウドファンディングで制作費を集めて、ロシアSF映画を制作したと以前耳にしたことがあります。
今のロシアは国の政策としてクリエイティブな活動を制限しているらしいので、あまり面白いアニメや映画は多くないのですが、ソ連時代の創作物は日本の有名アニメーターや監督にも多大な影響を与えているので、どこら辺に影響を受けているのか考えながら注意深く鑑賞しても楽しめるのではないでしょうか。
難解で眠くなる作品ではありますが、タルコフスキー監督の『ストーカー』が気になった方は是非観てみてください。
今回は、個人の趣味が出てしまった映画作品の紹介になってしまったので、次回は、もう少し万人受けする観やすい作品を紹介したいと思います。
こんな感じで毎月映画紹介をしていきます!