こんにちは!ワタナベです。
大分暑くなってきましたね…!我が家では扇風機がフル稼働しております(笑)
今回は「Notoフォント」について書いていきます!
Notoフォントとは
NotoはGoogleによって開発されたオープンソースのフォントファミリー。
通常「フォントファミリー」は同一書体の複数ウェイトのセットを指すが、Notoでは広範な言語を包括する意味で用いている。引用:Wikipedia
ゴシック体で「Noto Sans」、明朝体で「Noto Serif」がありますね。
それぞれWebフォントとして使う事もできます。
Google Fontsで日本語フォントを探すとこのように一番上に出てきますね。
知名度も高く、綺麗で読みやすくウェイトも豊富です。
ここ最近自分がコーディングさせていただくサイトでもNoto Sans、Noto Serifはよく使用されております。
「Noto Sans(Serif) 〇〇」〇〇部分を理解して使っていますか?
Notoフォントには多数の種類があります。
たとえば、よく聞くのが「Noto Sans CJK JP」「Noto Sans JP」。
他に「Noto Sans KR」「Noto Sans TC」「Noto Sans SC」「Noto Sans HK」など…ほかにも多数あります。
皆様はそれぞれ理解したうえで使用できていますでしょうか?
日本語サイトのカンプで「Noto Sans CJK JP」「Noto Sans JP」以外のものがサイトの基本フォントとして使われていることがたまにあり、「おや?」となることがあります。
「Noto Sans JP」で察しのつく方は多いでしょうが、「JP」は「Japanese」。
Japanese(日本語)のみのフォントが入っているということです。
つまるところ、「Noto Sans(Serif) 〇〇」の〇〇部分は国の言語を表していることが多いです。(もちろん例外もあります。「Noto Sans Display」とか。)
「Noto Sans CJK JP」は、「CJK」→「Chinese(中国語)」「Japanese(日本語)」「Korean(韓国語)」。
「JP」は上記の3国語の中で「日本語」を優先的に表示するようにしていますよ、ということです。
「Noto Sans CJK KR」だと、「韓国語」を優先的に表示することになります。
Google Fontsで「Noto Sans」を検索すると以下の6件が出てきます。(2021年6月21日現在)
前述したことを踏まえれば大体わかると思いますが、
「Noto Sans JP」→ Japanese(日本語)
「Noto Sans KR」→ Korean(韓国語)
「Noto Sans TC」→Traditional Chinese(中国語[繁体字])
「Noto Sans SC」→Simplified Chinese(中国語[簡体字])
「Noto Sans HK」→Hong Kong(香港語(広東語))
となります。
「TC」「SC」がややこしいですが、どちらも中国語です。
Google FontsでNoto Sansを使うときはこれだけ覚えておけば大丈夫でしょう。(2021年6月21日現在)
ちなみに後ろに何もない「Noto Sans」は、ラテン文字(いわゆるアルファベット)、ギリシャ文字、キリル文字を収録したフォントになっております。(英数字のみ対応と思っていただければ)
日本語サイトで「Noto Sans」を使いたいのであれば「JP」もしくは「CJK JP」と付いたものを使えば間違いないでしょう。
また、「Noto Sans CJK 〇〇」は3か国語が収録されているので、理解せずに「CJK JP」以外を使うのはお勧めしません。
特に「Noto Sans CJK SC(中国語[簡体字])」はかなり気付きにくいです。日本語も対応したうえで中国語[簡体字]を優先して表示してしまうので、中国語[簡体字]を知らない人が見ると「そういう書体なのかな?」となってしまう場合があります。
「同じ名前だし」「見た目がいいから!」等となんとなく使うのではなく、ちゃんとフォントを理解した上で用途に適したものを使用しましょう(^^♪
それではまた次回。
ご閲覧ありがとうございました♪