制作部の鈴木です。
WEBサイト制作をしていると「ユーザビリティ」や「アクセシビリティ」という言葉が常についてまわります。
サイトを見る人にとって使いやすく、そして効果の出るサイト作りは制作側永遠の課題ですね…。
つい先日、我が家で起きたユーザー離脱の瞬間をちょこっと書かせていただきます。
私には50代の母がいます。
その母が、「近所の喫茶店がテイクアウトサービスを始めたらしい」という情報を仕入れてきました。
母「どんなメニューがあるかホームページで見てみる!」
〜数分後〜
母「店内で頼めるメニューは載ってるけど、何がテイクアウトできるかが載ってない。
よくわかんないからもういいや。」
はい!離脱しました!
今まさにユーザーがサイトから離脱しましたよ!
そしてこの後、私も喫茶店のサイトを見てみました。
すると、メニュー表の中に「TO GO」という表記を発見したのです。
「テイクアウト」は和製英語。通じなくもないけれど、アメリカ英語では「お持ち帰り」は「To go」と表現するそうです。
「GO」って書かれているからなんか持ち帰りっぽいという理由で偶然目に留まっただけで、恥ずかしながら私も「To go」という表現初めて知りました……。
母曰く「お持ち帰り」=「テイクアウト(Take out)」って言い方(書き方)に慣れてるから「TO GO」なんて文字には目もくれなかった…と。
確かに、色んな飲食店のサイトを見ると大抵「テイクアウト」って書き方をしています。
ちょっと極端な例ですが、信号では赤が止まれという意識が根付いてるのに、明日から青が止まれになると言われたら戸惑いますよね。
オシャレでカッコいいデザインも素敵だけど、ターゲットとしているユーザー層を考えて、違和感や抵抗感を与えないことがやっぱり重要なんだなとTO GOしたピザトーストをむしゃむしゃしながら改めて思った鈴木でした。