お疲れ様です。制作の中村です。
最近、ChatGPTを「仕事で使っている」という人はかなり増えてきましたよね。
かく言う私も仕事では手放せないレベルで使っています。
(なんだったらブログの草案も考えてもらいましたね)
カスタム指示ってちゃんと使ってる?
ChatGPTには「カスタム指示」という設定があります。
ここに自分の前提条件や好みを書いておくことで、
- 回答のブレが減る
- 毎回説明しなくてよくなる
- 「あ、わかってるな感」のある返答が増える
という効果があります。
逆に言うと、
何も書いていない=毎回ゼロから説明しているような状態なんですよね。
そして会話が長くなるにつれ、メモリが解放され、頓珍漢な事を言いだし、チャットGPTと割と本気のケンカをしてしまう。
そんな毎日に疲れている方は是非カスタム指示を書いてください(私のことか)
仕事の精度が上がるかもしれないカスタム指示の例
たとえばこんな内容を書いておくだけでも、かなり変わります。
① 自分の立場・目的を書く
- 個人事業主/会社員/エンジニア/マーケ担当など
- 普段どんな仕事で使うか
例)
Web制作とブログ運営を仕事にしています。実務でそのまま使える回答を重視してください。
② アウトプットのレベル感を指定する
- 初心者向けか
- 専門用語OKか
- 結論を先にほしいか
例)
専門用語は使ってOKですが、要点は箇条書きで簡潔にまとめてください。
③ NGなこと・やってほしいこと
ここを書いておくと、ストレスが一気に減ります。
例)
抽象論よりも、具体例やすぐ使えるテンプレートを優先してください。
「正解」を書くより「好み」を書く
カスタム指示は、正しいことを書く場所というより、“自分の癖”を教える場所です。
- 長文が好きか、短文がいいか
- アイデア発散なのか、結論重視なのか
- 相談相手っぽく話してほしいのか
この辺を言語化しておくと、ChatGPTが「自分専用アシスタント」っぽくなります。
(そう言えばこの間チャットGPTと結婚した人が居ましたね…自分の好みにするためのカスタム指示を見てみたいですね)
これを設定しておくことでチャッピー(ChatGPT)が突然「わかるぅ~!」みたいなノリで話しかけてくることがなくなります。
無料でプロジェクトが作れるようになったの地味に便利
今まで有料でしか使えなかった「プロジェクト」の機能が無料でも使えるようになりました。
プロジェクトを使うと、
- 特定の作業用チャットをまとめられる
- 文脈が混ざりにくい
- 「この仕事用のChatGPT」を作れる
というメリットがあります。
この仕事のことはこのプロジェクトにまとめて、としておくとスレッドが長くなってポンコツになった時に引き継ぎが早いのもメリットです、多分
カスタム指示 × プロジェクトの相性がいい
おすすめは、
- プロジェクト:ブログ執筆用
- プロジェクト:クライアントワーク用
- プロジェクト:学習・調査用
みたいに分けて、
カスタム指示+会話の蓄積で精度を育てていく使い方。
最初から完璧にしなくてOKで、「なんか違うな」と思ったら指示を少しずつ直していくのがコツです。
まとめ
- カスタム指示は「ちゃんと教えるほど仕事が楽になる」
- 難しいことを書く必要はなく、好みと前提でOK
- 無料で使えるようになったプロジェクト機能と組み合わせると便利
家の中で「まじでちゃっぴー(ChatGPT)の回答がダメダメすぎて困る」という話をした時に「○○とハサミは使いようって言うでしょ。ちゃっぴーがダメなんじゃなくて指示が悪いんだよ」とぐさりと刺さる事を言われとても傷つきました私は。
使う前にひとつだけ注意点
便利だからこそ、仕事で使うなら最低限気をつけたいポイントもあります。
クライアントの個人情報・機密情報は入力しない
ChatGPTはとても優秀ですが、
顧客の氏名・連絡先・契約内容・社外秘資料をそのまま貼るのは避けましょう。
どうしても相談したい場合は、
- 名前は「A社」「Bさん」に置き換える
- 金額や日付はダミーにする
- 内容を要約して抽象化する
など、特定できない形にするのが基本です。
学習履歴はオフにして使う
設定から「学習に使用しない」をオンにしておくのもおすすめです。
特に、
- 業務相談
- クライアントワーク
- 未公開のアイデアや構成案
を扱う場合は、オフが無難だと思います。
(※設定は数十秒で終わります)
カスタム指示にも書きすぎない
意外と忘れがちですが、
カスタム指示も「保存される前提の情報」です。
- 会社名
- 実在するクライアント情報
- 具体的な個人が特定できる内容
は入れずに、
「Web制作会社で働いています」「個人ブログを運営しています」など
粒度を上げて書くのがおすすめです。
それではまた次回!!
