こんにちは。
押田です。
私は休日、映画を観に行ったり、野球を見に行きます。
突然ですが、上記の文章をおかしいと感じませんか?
そうです!
「~たり」の用法が間違っています。
正しくは
私は休日、映画を観に行ったり、野球を見に行ったりします。
です!
「~たり」の基本的な用法
「~たり」は、動作や状態を並列に述べるとき
基本的に2回(以上)繰り返して使います。
例:泣いたり笑ったり
しかし、以下の文章のように
私は休日、映画を観に行ったり、野球を見に行きます。
誤用が多いのはなぜでしょうか。
「~たり」を1回のみ使う用法
実は「~たり」を1回のみ使う「例示」という用法もあります。
明日は友人へのプレゼントを買いに行ったりしたい。
上記の文章では、プレゼントを買いに行く他にも、やりたいことがあるとほのめかしています。
プレゼントを買いに行ったり、カフェに行ったり、本を読んだり、掃除をしたり…など
並列したいことがたくさんあるときに用いると良いでしょう。
また、可能性をほのめかすときにも「~たり」を1回のみ使います。
・抽選に応募したら当選したりして。
・もしかして両想いだったり。
※主に口語(話し言葉)で使われる表現のため、シーンに合わせて使用しましょう。
このように1回のみ使用できるパターンもあるため「~たり」の使い方が分かりにくくなっているのかもしれません。
「~たり」を言い換える
「~たり」を並列に述べるときは、極端な話、3回以上繰り返しても問題ないです。
しかし、読みづらかったり冗長な印象になるため、ビジネスの場では言い換えたほうがスマートでしょう。
-言い換え方-
- 動詞を名詞に変更する
例)
午後は買い物をしたり本を読んだりします。
↓
午後は買い物と読書をします。
- 文章を区切る
例)
アメリカに行って友人に会ったり観光をしたりピザを食べたりした。
↓
アメリカに行って友人に会った。観光をしてピザも食べた。
まとめ
「~たり」の基本的な使い方は以下の通りです。
- 動作を並列して書くときは「~たり」は繰り返して使用する
- 「~たり」を1回だけ使用する用法もある
- 「~たり」を用いて読みづらくなる場合、言い換えることも考える
以上、最後までお読みいただきありがとうございます🌷