こんにちは、営業企画の山田です。
マチュピチュでだいぶ感動した翌日は、標高5,000m超えの「レインボーマウンテン」という山に向かいました。
ハードスケジュールだし、自分たちが高山病にどれだけなるのかも分からなかったので、行くか要検討…ということで日本では予約せず。
ただ高山病の薬のおかげもあってか、思ったよりも元気だったので行くことにしました。
英語ガイドだったこともあり、日本円で10,000円と安めのツアーです。
朝4時起きとかでもはや眠くない状況の中、4時間バスでレインボーマウンテンのもとへ。
この4時間が、この2週間の南米旅行の中で一番しんどかったかもしれません。
移動時間としては短い方なのに…(狂う感覚)
狭いバス、周りのがたいの良い外国人、リクライニングの利かない椅子、揺れるカーテンと外から差し込んでくるハイビーム(寝れない)
馬に乗る オア 乗らない
いざ、レインボーマウンテンのふもとに到着。
ここでいきなり究極の選択に迫られます。
「山頂付近まで、馬で行けますよ。25ドルかかりますけどどうします?」
「登っている途中でも、無理だと思ったら馬に乗れます。ただその場合35ドルとかで割高になります。(距離短いのに)」
標高がここより1,000mくらい低いクスコの街でさえ、水を持って歩いたら死にかけた私。
迷わず「乗ります!」と馬へ課金。
一緒に行った友達(元運動部・フルマラソン完走経験あり)は、どうせなら自力で、と乗らない選択をしたため、一旦お別れです。

(馬からの景色)
何気なく撮ってますが、油断すると落ちそうになるのですんごい気合い要りました。
動物園とかで乗馬の経験は一応ありましたが、こんなにしっかりと「移動のための馬」に乗るのは初めてです。
現地の人(これがまた良い感じにペルーを感じる服を着ている)が引いてくれて、どんどん進みます。
私が小柄な日本人だからか、馬が優秀なのか、馬を引く人が優秀なのかは分かりませんが、他の馬をどんどんごぼう抜きしていって、それも含めて楽しかったです。

草を食べるアルパカ。かわいい

天気も良かったです。
最後は自力で
私てっきり、馬で頂上までいけるんだとおもってました。
でも現実はそんなに甘くありませんでした。
「おーだいぶ歩いたな~、山頂まで最後急な道だな」
と思った時、馬を引いてくれる頼れるお兄さんがいきなり「降りて」と合図をして、降ろされます。
ん?まだ着いてないよ?と考える暇もなく、お兄さんは「ありがとね」みたいな感じで去っていきます。
この時初めてみるお兄さんの顔、すっっっごい汗かいてて、本当に頑張ってくれてありがとうと思いました。
そして荒野に一人立たされる私。歩いている友だちは遥か後ろなので、本当にひとりぼっちです。電波もないので、「ここで行方不明になったら終わるな」と思っていました。
ここから30分、標高5,000mの世界でひとりぼっちの登山がはじまります…
山頂は目の前に見えているのに、本当に酸素が薄くて、少し歩くだけで息切れ。
体は比較的元気なんですが、呼吸器系がョヮすぎてほぼ使い物にならない感じでした。
たまに同じバスに乗っていたツアーの人に出会い、言葉は通じないものの「が、がんばろうな」というアイコンタクトをします。
山頂ついた!


山頂に着きました!
きれい!写真じゃあまり伝わらないのが悔しいんですが、山の色が本当にレインボーできれいでした。
ただ当時の私の心境は、圧巻の景色を上回るほどには
「友達に会いたい」
でした。
広大な山でひとりぼっち、周りは知らない外国人、さっきいたはずの同じツアーの人も見当たらない、電波通じない、この状況がさみしくないわけありません。
15分くらい山頂をさまよっていました。
フォトスポット用のアルパカとかいたりして、不思議な空間でした。
さまよいの後、無事友達と合流!
心細かった私でしたが、友達は山頂で楽しそうに一人で自撮りしていて、たくましいなあと改めて思っていました。
徒歩で登頂したの本当にすごい…
一緒に写真を撮って、景色を満喫して、一緒におりました。
一人じゃない登山(下山)超楽しかったです。
この下山により、翌日すんごい筋肉痛になります。
夜は高山病で瀕死でした
帰りのバスも、行きのバス同様カーテンから西日が差し込みすぎて寝れず。(カーテンどうにかしてほしい)
4時間の移動のあと、ホテルに帰ってきました。
ここで、今までにない頭痛に悩まされます…5,000mの代償でしょうか。
高山病の薬を飲んでも、風邪薬を飲んでも治らず。
ホテルで9時間くらいしっかりと眠りました…
そしたら完全回復。
自分のタフさに感謝。次は塩田と遺跡!